スポンサーリンク

スポーツ推薦の話

スポーツ推薦で強豪高進学 こんな時は入学前にもう一度よく考えて  

更新日:

まず初めに伝えたいのは、私はスポーツ推薦での進学は肯定派です(笑)

自分の息子も高校・大学とスポーツ推薦で入学しました。

 

それなのにどうしてこのタイトルなのかというと、近頃は少子化などで子供の数が少なく一部のスポーツでは競技人口が減少している傾向にあります。
その為、スポーツ強豪高校は幅広く声掛けを行い選手を獲得し選手層を厚くするという事が増えています。

 

つまり優秀な選手や伸びしろのある選手の獲得だけでなく、選手数の確保のための声掛けも実際にされています。

 

スポーツ強豪高校から「ぜひ我が校に入学してください」と声を掛けられれば、親も子供も悪い気持ちはしません。

 

しかし私はその時の感情で入学を決めてしまい、こんなはずじゃなかったと後悔しながら3年間過ごす子供や退部したり退学する子供をたくさん見てきました。

 

それでなくてもスポーツ強豪高校で結果を出す事は容易な事ではないのに、入学した事を後悔しながらでは苦しいだけで結果を求める段階ではなくなってしまいます。

 

そうならないためにこれまでの経験から、スポーツ推薦での入学前にもう一度考えて欲しい事をまとめてみました。

 

 

 

周りが反対する

私を含め親は子供を客観的にみる事は難しい傾向にあります。
どうしても高評価になってしまったり、逆に心配から低評価になってしまう事が多くあります。

 

スポーツ推薦で強豪高校からスカウトを受けると、親も子も嬉しくて舞い上がってしまい正しい判断が出来ない事がよくあります。

 

 

例えば私の身近で起きた実際の話ですが、地元の公立高校を受験するつもりでスポーツをしていた男の子がスポーツ強豪私立高校からスカウトを受け、親子共急にそちらに行きたいと言いました。

 

高校受験も確約を頂いていたので、受験勉強ももうしなくていいからという事も話しており、周りから見ると安易な判断であるように感じました。

 

小学生の時から指導してきた指導者や学校の先生も、「強豪高校に行くには心身ともに厳しい。もう一度考え直してはどうだろうか」と何度も親子に助言していました。
しかし彼は周りの色々な人の反対を押し切って、スカウトしてくれた高校に行くと決め入学しました。

 

 

その結果、たった1週間で根を上げて逃げかえってしまったのです。
その後、彼は通信制の高校を卒業しました。

 

 

この様な話は決して珍しい事ではありません。
スポーツ強豪高校ではよくある事なのです。

 

このような事にならないために、客観的に判断をしてくれる人に相談してみて下さい。
特にスポーツで子供に長い期間接してくれた、信頼できる指導者には必ず進路について相談しましょう。

 

周りが「厳しいのではないか」「考え直してみてはどうか」と否定的な時は何か原因があるはずです。
もう一度家族会議をして子供とよく向き合い話し合ってください。

 

逆に周りが「あなたなら大丈夫。」と背中を押してくれるのなら、今までの努力とこれからの覚悟がスポーツ強豪高校でも通用すると周りにも認めてもらえているという事なのです。

自分たちに覚悟があり目標があるなら前向きに検討しても良いと思います。

 

決して狭い視野や家族だけで簡単に決断せず、信頼できる人に何度も相談してください。

 

よく質問されることをまとめてみましたのでこちらも読んでみて下さい。

入学前や願書提出前に読んでほしい!とても多い高校スポーツ推薦の悩み3選 

スポーツ推薦の事について相談されることがとても多いです。   義務教育の中で行うスポーツ活動と推薦で行く高校スポーツは、親子共々未知の世界であることが多く不安になるのも当然です。 相談は子供 ...

続きを見る

 

 

 

衝動的・勢い

スポーツ強豪高校へ入学して何を成し遂げたいのか、入学後に明確な目標はあるのかは子供とよく話をしてほしい事の1つです。

 

スカウトを受けてからスポーツ強豪高校への入学を考えるようになった子供には特にしっかりと聞き取りをした方が良いでしょう。
「誘ってくれたから行ってみたい」程度の考えでは、厳しい言い方ですが覚悟が足りないかもしれません。

 

スポーツ強豪高校へ入学する生徒はの多くは、その高校に入り何かを成し遂げたいと早い子供は小学生のうちから明確な目標と覚悟をもって努力しています。
入学するとその様な意識の高い子供の中で一緒に切磋琢磨していきます。

 

「スポーツ強豪高校への入学は考えてなかったけれどスカウトされたから考えてみようかな」
というような流れでしたら、勢いで入学するのではなくもう一度本人や家族・指導者と話し合いをしてください。

 

その上で、明確な目標と覚悟をもっているようであれば活躍すできるチャンスがあるので、十分な話し合いをし納得したうえで高校への返事をしましょう。

入学したいと高校側に返事をして、後に考えが変わり別の高校に入学する事はとても失礼な事なので、安易に入学する約束をする事は絶対にしてはいけません。

 

 

勢いや衝動的に入学してしまうと、キツイ練習や先輩後輩との上下関係など苦しい壁にぶつかってしまった時逃げ出したくなるものです。
そしてこれは子供だけでなく親にも言える事です。

 

親も子供を支え見守る覚悟が必要です。

 

 

まとめ

スポーツ推薦だけに言える事ではありませんが、特にスポーツで競合高校に入学を検討しているなら必ず「子供が行きたいといっているから」と子供の意見だけしか聞かず入学を決めてしまわないでください。

 

家族で話し合い子供に指導してくれている先生方の率直な意見を聞きましょう。

その上で入学を決めたなら、高校で良い結果を出せるように心身ともに下準備をして入学してください。

 

 

3年間スポーツ強豪高校で過ごすために最も大切な事の1つが覚悟です。
これは子供だけに言える事ではありません。
親も覚悟が必要です。

 

スポーツ強豪高校での三年間は生易しいものではありませんが目標と覚悟を決め高校三年間過ごせば、スポーツでの結果だけでなくその後社会に出てからも役に立つタフな心やレジリエンスが身につくはずです。

 

失敗しない高校選びをして有意義な三年間を過ごしてくださいね。

生きる力「レジリエンス」を育む3つの事

突然ですが「レジリエンス」って知っていますか?   レジリエンスという英語を直訳すると、 「弾力」「はね返り」「回復力」 という意味です。   なんだか余計解らなくなってしまいまし ...

続きを見る

         スポンサーリンク  

         スポンサーリンク  

-スポーツ推薦の話

Copyright© 楽の気持ち  , 2024 All Rights Reserved.