公立高校にスポーツ推薦はある？ない？

スポーツ強豪高校というと一般的には私立高校をイメージする事が多いと思います。

そのイメージは間違っておらず、実際にメジャーなスポーツで比べてみると高校野球で甲子園出場高校の5分の4は私立高校ですし、サッカーでは全国大会に出場している公立高校は全体の3分の1以下です。

 

しかし少数であれスポーツの強い公立高校は存在します。過去には並みいる私立高校を倒している公立高校もあります。

同じ都道府県にその様なスポーツ強豪公立高校があれば、スポーツで私立高校ではなく公立高校への進学を視野に入れている方もいるのではないでしょうか。

 

公立高校で部活動に力を入れている監督などに話を聞き今回は公立高校のスポーツ推薦について気になるところをまとめてみました。

 

公立高校にスポーツ推薦はあるのか？

これはスポーツで公立高校への進学を考えている方には一番気になる事の1つだと思います。

ズバリ答えます。

 

基本的には公立高校は私立高校の様な受験前に合格内定や合格の確約はありません。

ただし公立高校でも全国の中で数校、スポーツ競技の実績が優れた生徒に受験の優遇がある高校が存在するようです。一応推薦入試ですが合格の確約や内定はありません。

 

公立高校もスポーツ強豪校であれば当然有力な中学生に声を掛けていますが、一般的にはその高校のランクに到達していて受験し合格しなくてはならないのです。

 

私の身近な友人の子供の受験での経験談ですが、尊敬する監督のもとでスポーツやりたいとランクギリギリの公立高校を受験しましたが、残念ながら不合格になってしまいました。
不合格になった親子もがっかりしていましたが、その公立高校のスポーツ部の監督も欲しかった子供が不合格になってしまいがっかりしていたのを覚えています。

 

この様にスポーツの結果にかかわらず公立高校のほとんどでは、スポーツ推薦という形ではなく一般受験をして合格後希望の部活動に入るという形となっています。

 

学費は？

公立高校の授業料については条件付きの為一部の世帯は除外されますが、基本的には高等学校等就学支援制度によって無償となっています。

以前、私立高校との比較で一度記事にしていますので参考にしてください。

 

ここで気になるのは、公立高校のスポーツ部の監督に声を掛けられて入学を考えている場合、金銭的な特待制度はあるのかという事だと思います。

残念ですが学費などでは基本的に公立高校で特待制度はありません。

 

学費以外で部活動にかかる活動費や寮や下宿の費用を免除というのも公立高校ではほとんど行っていないようです。
しかし大々的に行ってはいないものの一部の学校では、その部活動の後援会やOB会、または監督によって優秀な生徒の部活動でかかる費用を立て替えられている場合もあるようです。

 

寮などの寮費の場合ですが、そもそも公立高校ではスポーツ部専用の寮を兼ね備えている学校がほとんどありません。

自宅から通えない場合は、早めに寮の有無やない場合の下宿などの確保をする事をお勧めします。

 

 

まとめ

基本的には公立高校には私立高校の様な特待制度やスポーツ推薦はありません。

 

どうしても公立高校と私立高校ではこのような制度の有無で選手獲得に差が産まれてしまいます。
有力な選手は金銭的な特待制度やスポーツ推薦のある私立高校に流れてしまうのは当然の流れです。

この事は特に団体スポーツではとても厳しい事です。

 

また入学後も練習時間や環境の違いという大きな壁があります。

個人的には大学までスポーツでの進学を考えているのなら、私立高校をお勧めします。

しかし公立高校でも確実に実力のある高校は存在します。

 

ある県では県自体に私立高校が少ないため、公立高校がインターハイ常連である県もあります。
その様な県ではトップクラスの選手が集まり、私立高校の様な質の高い練習を行う事が出来るのです。

 

高校選びはこれからの人生が大きく変化する可能性がある重要なポイントです。
高校・大学での計6年は、後を大きく左右する事の出来る価値ある重要な時間です。

 

高校進学は、大会に足を運んだり練習を見学したりしっかりとした下調べをし充実した3年間を過ごしてください。

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