我が家の息子は小さな時便秘でした。
これは私の大きな悩みの1つでした。
しかも排便する時痛みを感じるようで必ず泣きましたし、便に血が混じる事もしばしばでした。その事で小児科にも何度も足を運び相談しました。オムツが赤くなるほど血が混じる事もあり本当に不安だったのを覚えています。
結局医師の説明では息子は便が太く排便時にお尻が切れてしまうため、血が混じっているとの事でした。
悪い病気などではなくて安心しましたが、排便は本当に辛そうで3日に1回の私の心苦しい時間でした。
息子も最初から便秘ではありませんでした。
新生児のうちは普通に排便していたのですが、離乳食を始めた頃から段々便秘気味になってしまいました。食べ物にも気を配り、便秘に良いとされているものを積極的に食べさせましたが、息子の場合ほとんど効果はありませんでした。
しかし一番最初に記している「便秘でした。」にある通り、便秘はすっかり治りました。
具体的に言うと2歳を過ぎた頃から便秘に悩むことはなくなりました。そして便秘の事を考えて特に特別な事をする事もなくなりました。
小児科の先生から下剤に頼ると癖になってしまう可能性があると説明されていたので、便秘で悩んでいる間も薬の使用は1度もしませんでした。
今回は下剤に頼らず便秘を解消する方法を紹介したいと思います。
私は息子によくこのマッサージを行いました。
子供を仰向けに寝かせて「の」の字にお腹をマッサージします。
軽くこする程度ではなく痛がらない程度に少しお腹を押し気味に「の」の字に手のひらで回します。子供が痛がる事なく気持ちいいと感じる範囲で行ってください。
子供のお腹に手のひらを横にあて、手のひらを移動させず右回りつまり「の」の字に軽く押し込む感じです。手首を使いくるくるゆっくり回してあげてください。
真剣に難しい顔をしてマッサージするのではなく、コミュニケーションをとりながら行う事を意識してくださいね。
マッサージは3分くらいを目安に行ってください。
このマッサージは大人でも便が出やすくなります。
トイレに座って自分で「の」の字に回すと溜まっていたガスや便がスムーズに出る事があります。便が出ずらい時は試してみて下さい。
他にも色々なマッサージ方法がありますが、うちの子はこの方法が一番よく効きました。
大人の便秘でも食物繊維を摂取しましょうと言われているので、子供が便秘で悩んでいる親は大抵意識して摂取させているのではないかと思います。
実は食物繊維には2種類あります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。
読んで字のごとく簡単に言えば溶ける物と溶けないものです。
不溶性食物繊維は消化の際吸収されずそのままの状態で大腸まで到達するので、便のかさ増しや腸への刺激等効果があるとされています。
水溶性食物繊維はお腹の中でゲル状になり発酵します。善玉菌を活発にする効果があり便秘だけでなく健康に過ごすために大切なものです。
2つの食物繊維を上手に組み合わせて摂取することで便秘の解消に繋がります。
不溶性食物繊維が豊富な食べ物
豆類(ナッツ類でもOK)
キノコ類(粘り気のないもの)
野菜(ほうれん草・モロヘイ等、粘り気のないもの)
オートミール
イモ類
など
不溶性食物繊維だけを取りすぎると便が固くなり便秘を悪化させてしまう恐れがあります。水分も多めに摂取する事を心がけましょう。
水溶性食物繊維が豊富な食べ物
果物
海藻類
キノコ類(粘り気のあるもの)
野菜類(オクラなど粘り気のあるもの)
など
水溶性食物繊維はバナナ・リンゴなど果物等が子供には食べやすくお勧めです。また寒天も食物繊維が豊富なので、寒天で果物ゼリーというのも良いです。
枝豆も子供が喜んで食べてくれる不溶性食物繊維が豊富な食べ物の1つです。私の周りの子供は大抵が枝豆大好きです。プチっと自分で食べるのが楽しいのかもしれませんね。
私は水溶性食物繊維を多く摂取するよう心掛けました。牛乳や豆乳と一緒にリンゴやミカンなどを食事の後やおやつの代わりにに食べさせていました。
やがておやつの代わりに果物という事が我が家では習慣となりました^^
家の中でずっとテレビやゲームまたはタブレットで遊ばせていると、親は別の用事や自分の時間が出来てありがたいかも知れません。しかし子供は運動不足になってしまいます。
運動不足は便秘だけでなく健康面でもとても悪影響です。
晴れて暖かい日は公園などで遊ばせたり、プールなどの習い事でも構いませんので体を使って遊ぶ時間も作って下さい。
ストレスも便秘の原因になる場合があります。公園などで親子で一緒に楽しく遊ぶ事は子供のストレス解消にも効果があります。
毎日少しの時間でも子供と体を使って遊ぶ事を意識してみて下さい。
毎日、便を出さなきゃいけないと義務的になると、親の方がストレスで参ってしまいます。以前に私の経験も書きましたが親のストレスはストレートに子供に伝わります。育児に『楽』を
1日2日排便がなくても大抵は大丈夫です。
便秘より排便を強制し子供にストレスを与えてしまう事の方が悪影響になってしまいます。
子供の場合成長とともに便を押し出す力や腹筋なども発達し自然と便秘が解消されることも少なくありません。
長い目で見て便秘を治していきましょう。
1つだけ注意してほしい事があります。
普通の便秘の症状だけでなく、激しく泣いたり血が出ていたり顔色が悪かったりなどいつもと違う場合は必ずすぐに受診してください。
普段から行きつけの小児科で便秘の相談をしてみるのも良いかもしれません。
子供にストレスを与えることなくマッサージや運動など、コミュニケーションをとりながら始めてみて下さいね^^