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楽の気持ち 

子供の高校・大学のスポーツ推薦の経験談

更新日:

我が家の息子は現在大学2年生です。
(2020年卒業し無事にスポーツで就職しました。)

小学校2年生から習い始めたスポーツのスポーツ推薦で私立高校に入学し、15歳で親元を離れ寮生活を送っていました。

そしてそのスポーツで関東の私立大学に進学し、現在選手として大会などに出場しています。

 

息子は高校・大学と入学試験というものをほとんど経験していません。

 

「ほとんど」というのはなぜかというと、一応入学試験は受験するのです。
しかし形だけの受験で実は合格の確約を頂いていました。

 

おそらくスポーツ強豪校は多かれ少なかれこの様な感じではないかと思います。

 

推薦入学と一口に言っても色々あります。
授業料の全額免除や一部免除などの特待制度は各学校や子供の成績などが作用して様々です。

 

スポーツ推薦でも免除がないという場合もあります。

基本的には親側から交渉するものではなく、学校側から提示して頂くのが一般的だと思います。

 

学費などの金銭的な事については、別に記事にしていますので見てみて下さい。

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今回はスポーツ推薦の事について自分の子育ての経験をお伝えしたいと思います。

 

 

高校

息子は中学生時代、中体連で全国大会にいくような強い選手ではありませんでした。

体格にも恵まれているわけではなく、どちらかと言えば成長が遅かったせいもあり小さな体でした。

 

本来なら強豪高校にスポーツ推薦で入学できなかったはずです。

 

しかし本人が親元を離れてでもどうしてもそこの高校でやりたいという強い希望と、中体連などの大会に高校の監督などがスカウトにきていてたりと、様々なタイミングと出会いが重なり縁あって入学する事ができました。

 

具体的に言うとどれくらいの成績だったかというと、地区大会では優勝しますが全道大会(県大会)ではベスト8、地区の大会では1位から3位に入賞する程度です。
この成績を見て、通常ならスポーツ推薦で入学できるレベルではなかったことが解って頂けたと思います。

 

高校のベテラン監督がスカウトに中学校と少年団に来てくださったときに言った言葉が、「面白い」「目が気に入った」という事でした。

 

当時その高校にスポーツ推薦で入学する事が出来たのは10人弱、息子の時代で9人でした。

私たちには監督の気持ちが到底理解できませんが、本人が入学を強く希望していたので希望校に入学できることが決まり、親子共に感謝の気持ちで一杯でした。

 

この時に当たり前な事ですが努力しても必ず成績に繋がるわけではないけれど、諦めず投げ出さず決めた目標に真っすぐ向かっていく事でチャンスを掴む事が出来る確率は、ただ漠然とやっているよりはるかに高いという事を子供にあらためて教えられました。

 

私立高校にスポーツ推薦で入る事のメリットの1つに「進路」があると思います。

私立高校の先生は大学に強いパイプを持っている事が多いです。

息子の高校の監督もその一人でした。

ちなみに部活での就職・進学率は100パーセントです。ほとんどが大学への進学です。

 

高校選びは過去の卒業生の進路も考慮してみる事をお勧めします。

 

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大学

高校時代の成績は全日本ジュニアに出場して全国ベスト16になったのが最高です。

 

大学もこのスポーツに力を入れている所に入学する事が出来ました。

 

大学受験も高校と同じように合格の確約を頂いて受験しました。

 

11月に一応セレクションの為、大学の部活の参加と監督との面談に来るよう言われ、私と息子と高校の監督とで大学に行かせていただきました。

大学では練習の前に大学の監督と簡単な面接をする予定でした。

 

大学の監督が来る前にコーチや実業団の選手方が監督教官室にみえられ、高校の監督と雑談をしていました。
テレビで見たことがある方もいらっしゃったので、私はドキドキしながらその傍らで話を聞いていました。

 

高校の監督に息子の事を質問しているようでしたが、不思議な事にコーチや実業団の選手の方は1度も高校時代の成績や今現在のスキルを聞いてくる人はいませんでした。

ただ真面目であるかどうかという事を強く聞かれてている様子でした。

 

その後大学の監督と簡単な面接らしきものをして、練習に参加し、寮や大学の中を見学させていただきました。

 

大学のスポーツ推薦では、高校時代の試合の結果以外に「真面目」という事がとても重要なようです。

 

基準としては、出席日数・生徒会などの役員の経験の有無などがあるようです。

 

離れて暮らしていたので親は知りませんでしたが、息子は生徒会などの経験はありませんでしたが無遅刻無欠席だったようです^^

皆勤賞でかなりプラスの評価をいただけました。

 

大学入試当日は面接だけで、その後練習に参加してきたとの事でした。

 

現在、友人や先輩にも恵まれ、今年は全日本大会にも出場する事が出来ました。

残りの大学生活も充実して過ごしてくれることを願っています^^

 

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まとめ

スポーツ推薦は真剣にスポーツをしている子供であれば、みんなにチャンスがあります。

 

しかし気を付けて欲しいのは、勉強しなくても良いからとか受験勉強が嫌だから、またはスポーツ校のブランドが欲しいなどという安易な考えでスポーツ推薦を目指してはいけないという事です。

 

スポーツ強豪校の練習は並大抵ではありません。
大抵は朝練から始まり夜遅くまで練習というのが当たり前の所が多いでしょう。

 

その中でも上を目指す子は更に自主練習をします。

 

安易な考えで入学してしまい、半年そこそこで学校も辞めていってしまう子供を目の当たりにしました。

 

高校でも大学でもいえる事ですが、問題などを起こしたり不真面目であると評価を受けた場合、その子の出身校・少年団から生徒をスカウトしてもらえなくなる可能性があります。

 

スポーツ推薦で入学するという事はとても責任プレッシャーのある事であると認識してください。

 

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学力やスポーツの成績だけでなく人間性も評価の対象になってきているという事です。

 

現実に息子の大学ではインターハイ入賞という華々しい成績でも、セレクションで落ちて入学できない子供もおりました。

そういった意味では卓越した成績が無くても、本気でやり続ければ道が開ける可能性があるという事だと思います。

本気でやっていれば人を惹きつけます。

そしてトップクラスにはなれなくてもある程度の成績が残ってくるものです。

 

 

真面目な努力失くして成績を収める事は決してできませんが、スポーツの勝敗は努力の要素だけで決まるほど甘いものではありません。

 

高校・大学の評価は勝敗だけではない事も少なくありません。

真面目にコツコツ目標に向かっていれば手を差し伸べてくれる人が現れるはずです。

 

子供が本気になった習い事は家族も本気でサポートしてあげてくださいね^^

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