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高校スポーツ推薦を受ける際の注意

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以前から数回自分の経験などをもとに、高校や大学のスポーツ推薦について記事にしています。
まだご覧なっていない方は見てみて下さい。

 

 

子供の高校・大学のスポーツ推薦の経験談

気になるスポーツ推薦入学後の学費等(私立高校)

子供がスポーツ強豪校に行く前の親の心構えとアドバイス

スポーツ推薦での進学で複数校からのスカウトを受け迷っている方へ

 

今回もスポーツ推薦で私が目の当たりにした事から、スポーツ強豪高校からスカウトを受けた際注意しなければならない事を記事にしてみました。

少し怖い話になってしまいますが、子供がスポーツ推薦で高校へ入学を考えている親御さんには見ていただきたいと思います。

 

「嘘」に注意

中学3年の中体連の全国大会が始まる頃、もしくは各地域の県大会や北海道であれば全道大会が終わる頃、スポーツ強豪高校のスカウト合戦は佳境に入ります。

高校の監督は、選手獲得のため躍起になります。

 

他校より少しでも良い選手を獲得するため、地方まで足を延ばしたり電話などで選手獲得に動きます。

 

その際に私が目の当たりにした経験談です。

簡単に言うと、選手が欲しいがために子供の事を考えず「嘘」をつく監督がいたのです。

①「まだ極秘だが〇〇選手の入学が決まったから、この地区で全国に一番近いのはのはうちの高校です。」

②「入学して頂けたら、即戦力としてレギュラーで使いたい。」

 

①に関しては、
子供が野球やサッカーその他、団体戦がある競技をやっている方は特に注意が必要です。
その地区のスター選手の入学が決まったと「嘘」を流し、その他の有力な選手を集めるのです。
いざ入学してみると、スター選手は他校に入学しているなんて言う事があります。
もしかすると本当に入学予定であったのかもしれませんが、決定する前に入学が決まったと無責任な事を言っていたという事です。
毎年秋口になると、「この子はここの高校に行くらしい」「あの子はここに決まったみたい」という噂話がでます。
願書を出すまで決定という事はありませんので注意してください。

 

 

次に②ですが、この言葉は毎年耳にします。
もしどこかスカウトを受けていて、そこの監督がこの様な言葉を言うなら少し考えてみた方が良いかもしれません。
現在いる選手を1年ないし2年自分で指導してきて、その選手が中学卒業してすぐの子供より劣っていると言っているのです。
自分の育てた選手を信頼し大切に思っている監督は、決してそのような事は言いません。
本当にそうであればその監督は指導力がありません。
そうでなければ入学を決めるための「嘘」である可能性があります。
きっと来年も同じ事を言ってスカウトする事でしょう。

 

あなたのお子さんが素晴らしい選手であって高校の監督が本当に即戦力と考えていても、現在指導している生徒の事を大切に思っている監督であれば口にする事はないでしょう。

 

悲しい事ですがこのような事は実際に行われています。

子供は大きくなったように感じてもやっぱり15歳です。
有名高校やスポーツ強豪高校の監督からスカウトを受ければ舞い上がってしまいます。

 

親も子供と一緒に舞い上がることなく、大人の経験を活かししっかり見極めサポートしてあげてください。

 

 

生徒を使う監督に注意

スカウトをしてきた高校の監督ではなく、そこの生徒からお子さんに突然電話がきたり、大会の会場で突然声を掛けられ入学するよう勧められます。

 

高校の選手が自主的にあなたのお子さんに声を掛けているのであれば問題はないと思います。

しかし高校の選手は勝手にその様な事をする事はまずありません。
監督からの要請を受け動いているものと思って間違いないでしょう。

 

監督からスカウトを受けるのとは違い、子供はついつい入学を考えていますなんて言う言葉を言ってしまいがちです。

お子さんが他校に入学したとしても、同じスポーツをしていれば合同練習や練習試合等で声を掛けてきた選手と顔を合わせる機会があります。

 

面倒なトラブルに巻き込まれないためにも、どんなに声を掛けられてもしっかりした入学の意思がないうちは、相手が先輩であっても簡単に返事をしてはいけない事を家族で徹底した方が良いと思います。

 

対処方法のアドバイス

団体競技をしているならスター選手と一緒にプレイするメリットは大きなものです。

自分自身のスキル向上だけでなく、地区大会や県大会を勝ち抜き全国大会に出場するチャンスも増すでしょう。

 

これだけを考えてもスター選手の入学する高校に、選手が集まるのは当然と言えます。
だからこそまだ決定していない情報を鵜呑みにして安易な返事をしてはいけません。

 

 

今の時代はSNSなどで子供同士または親同士、つながる事が出来ます。
もしそういう繋がりをお持ちでしたら、高校の事について話す事も可能だと思います。

または直接素直に「高校で一緒にプレイしたいんだけどどこの高校にいくの?」と尋ねてみるのも良いかもしれません。

 

必ず自分たちで動いて直接情報を得る事が大切です。

 

高校の生徒からのスカウトには、迷いがあるうちは返事をしてはいけません。

子供には「ありがとうございます。」とだけ言うように伝えて下さい。

ついついうれしくて、あちこちの先輩に良い返事をして、後に大会や練習試合で顔を合わせた時に気まずいという事になりかねません。
安易な返事をすると後でトラブルの原因になり、お子さんが辛い思いをする可能性もあるのです。

 

大切な事はせっかくスカウトしてくれた監督や生徒に、後々不愉快な思いをさせてしまわないよう安易にあちこちに良い顔をしない事です。

この事は親からしっかり子供に伝えておく必要があるでしょう。

 

 

まとめ

スポーツ有名高校や強豪高校の監督は、毎年他校より優位になるためあの手この手で選手獲得に必死になります。
それは当然の事であるしそうでなければならないと思います。

そしてそこまでしてほしい選手だと思ってくれている事にまず感謝しなくてはならないのかもしれません。

 

しかし入学してから「入学前の話と全然違う」とごねてみても後の祭りです。
その様な事にならないために、必ず自分たちで直接情報を得て自分たちの意思で行動する事が大切です。

 

何処の高校へ入学するかという事は、子供にとっても親にとっても大きな決断になります。
場合によっては人生の大きな境目になる事もあるでしょう。

 

大切な高校選び。
くだらないトラブルに巻き込まれる事なく入学したいものです。
その為にも親が子供をサポートしアドバイスしてあげてください。

 

直接自分で得た情報で人の話を鵜呑みにすることなく、自分たちの責任で行動し決断する。

 

そうすれば後悔することなく、きっと素晴らしい出会いに恵まれるはずです。
入学後、競技に集中できるよう、家族でじっくり話し合う時間を設けてくださいね。

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