私も運動苦手だしもしかしてうちの子運動苦手かも・・・
もし赤ちゃんが産まれてそう思っているあなた!
安心してください。 運動神経にあまり遺伝は関係してないのだそうです。
これからの過ごし方で遺伝に関係なく運動が得意な子供に成長する可能性があります。
神経系統は8歳頃までに70~80%の成長をします。個人差はありますが12歳前後で100%になるそうです。
特に第二次成長期頃は神経系の爆発的な成長が見られます。この時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。そしてゴールデンエイジの前の時期を「プレゴールデンエイジ」、後の時期を「ポストゴールデンエイジ」と言います。様々な神経回路が形成されるとても重要な時期と言えます。
神経経路は一度できると消えることは滅多にありません。
スキーを何年も滑っていなかったけれどやってみたら身体が覚えていて滑れたとか、自転車に数十年ぶりに乗ったけど乗れたなんていうのはこういう事なんです。
一生に一度のゴールデンエイジの時期は即座に動作が習得でき、色々なセンスを磨くことが出来る時期です。簡単に言うと運動神経が良くなるための時期という事です。スポーツだけでなく楽器の演奏や囲碁や将棋など、何かを上達させるのにとても重要な時期なのです。そのため世界中でとても重要視されています。
しかしゴールデンエイジは、それまでに様々な運動をして神経回路を形成している場合にしか現れません。そのためそれ以前のプレゴールデンエイジの過ごし方が重要となってきます。
プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジ、ポストゴールデンエイジの過ごし方等を書いてみますので参考になれば幸いです。
プレゴールデンエイジ
8歳頃までの時期の神経系の発達をこう呼びます。
神経回路が70~80%形成されると言われています。運動系の基礎はこの時期で形成されます。
ただしこの時期は専門的な体育指導を受け厳しく訓練し何かを教え込もうとするよりも、学ぶより沢山身体を動かして遊びの中で学ぶ方が適しています。
小学校入学前の園児では反復練習を行うような体育指導を受けている子供より、自由に身体を動かしている子の方が運動能力が高いという調査結果もあります。
大切なのは遊ぶこと、遊び感覚でやる何の目的もない無駄な動きが、偏りのない多種多様な広い神経回路を形成します。そしてそれが後に習得する専門性のある技術に活かされます。
ゴルフの石川遼君や大リーグのイチロー選手や松井選手もこの時期に様々なスポーツをしていたそうですよ。
親子で沢山身体を使って遊ぶことにより、コミュニケーションもとれ一石二鳥ですね。
何かを教え込もうとするより興味を示したことを色々経験させてあげるのも良いかもしれません。
ゴールデンエイジ
9歳~12歳頃までの神経系の発達をこう呼びます。
神経系の発達が100%になる時期です。
プレゴールデンエイジに様々な経験をした子供は、この時期に特に運動において即座に動作が習得でき行動にうつせます。
あらゆるスポーツの基礎技術やテクニック等もこの時期に覚えさせるのが望ましいとされています。
この時期習得したものは一生身についていると言われています。
スポーツの習い事を始めるならクラブチームや指導者をしっかり選ぶことをお勧めします。
心の成長も著しい時期ですので、子供を追い込まず見守ってあげる事が重要だと思います。その中でうまくいったときは必ず誉めてあげましょう。親に誉められることには子供の上達の源です。
ポストゴールデンエイジ
13歳~15歳のゴールデンエイジ後をこう呼びます。
骨格や筋力が急激な発達をすることで、パワーやスピードが得られる時期です。
一般的に新たな技術の習得には不向きとされています。
ポストゴールデンエイジまでにしっかりと下地を作っておきましょう。
まとめ
ゴールデンエイジでの活躍は、プレゴールデンエイジのうちに自分で工夫をし身体を使って沢山遊ぶ事です。
全ての基礎は遊びという事ですね。
あなたが運動が苦手でも、小さい時から一緒に身体を使って沢山遊ぶだけで運動が出来る子に育つ可能性があるという事です!
親子のコミュニケーションもとれ一石二鳥です。
成長には個人差があります。なのでゴールデンエイジが早い子も遅い子もいる事を理解しておいてくださいね。
最後に、何かスポーツをやらせたいと考えている方はこちらも参考に読んでみて下さい^^
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