~育児を一緒に楽しく~

楽の気持ち 

子供は怒るのでなく叱る

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彼女を漢字一文字で表すと『怒』でした。

何のことかさっぱり解りませんよね(笑)

 

実は子供を育てる中で出会った母親の話です。常に何かにつけて怒っているのです。信じられないかもしれませんがとにかく常に怒る。どこかのセキュリティー会社のように、24時間体制で守るのではなく24時間体制で怒る(笑)

彼女は周りの人たちにも常に不満がある様子でしたが、一番怒られていたのは家族でした。なんにでも一生懸命な彼女は子育てだけでなくその他日常生活を自分の求める完璧にしようとするあまり、うまくいかないとそれがストレスとなり、夫や子供や時には他人に矛先を向けているようにに感じました。

その家族は常に母親の顔色をうかがい、子供からも「怒られるから・・・。」という言葉が日常的に聞かれました。

何につけても、怒られるかもしれないから母親に聞いてからというのがそこの家庭の口癖でした。

 

子育ては怒ることではありません。

個人的に子育てで子供を怒るというのは嫌です。怒るというのは自分の抑えきれない腹の立つ感情を子供にぶつける事です。

子育て中は子供を怒るのではなく、子供を叱るべきだと思います。

叱るという事は子供のためを思い指導するという事です。叱るという言葉には腹を立てるという意味はありません。

怒っているのか叱っているのかは本人にはなかなか理解できない事です。しかし客観的立場から見るとハッキリ自分の感情が抑えきれず怒っているのが解るものです。

 

今回は子供を叱る事と怒る事について書いてみたいと思います。

《怒るのはやめよう》

親の理想とずれてしまって腹立たしくて怒る。

誰かと比べて劣っているから腹立たしくて怒る。

やらなくてはいけないことが沢山あるのに子供が思うように動いてくれなくて怒る。

怒るという行為は自分のストレスを子供にぶつけている傾向があります。

 

子供は見栄のために怒られているのかストレスをぶつけられ感情的に怒られているのか、それとも自分の事を思い叱ってくれているのか簡単に見破ってしまいます。

自分がイライラせず穏やかに過ごすことが家族の笑顔につながる事を理解し、自分自身も大切にするよう心掛けてください

《叱る事は悪い事ではない》

 

文頭にも書きましたが、叱るという事はその人を思って指導してくれているという事です。

親や周りの大人が愛情を持ち子供を叱る事はとても大切な事です。

逆に叱られないで育ったなら不幸だと思います。

ただし何事にも限度があります。愛情があり叱る事も四六時中やっていたら悪影響になってしまいます。

叱ること以上に褒める事やコミュニケーションをとり、しっかりした親子の信頼関係を築く事が重要です。

そうすることで叱った時に子供の心にしっかり親の言葉が響くでしょう。

《叱り過ぎの悪影響》

子育てにとらわれず自分に置き換えてみて下さい。

常に監視され自分で考えたり行動したりする間もなく叱られたり、ストレスという名の怒りを毎日ぶつけられたらどうでしょう。

おそらく考える事をやめ怒られないように言われたとおりに行動する。又は、見えないところでは嘘で身を固め怒られないようにする。もしかすると反抗し反撃してしまうかもしれません。そして怒られないための嘘を日常的につくようになる可能性もあります。

 

子供も一緒です。

 

叱ったり怒ったりしすぎると、「怒られるのが嫌だからとりあえず言うとおりにしよう。」と考えるようになります。

なので親の目線からすれば怒ればいう事を聞くという状態に見えます。しかしこれはなぜ叱られているかという本質を考えず、自分の気持ちも考えも感情も抑圧しているだけなのです。

そしてその結果怒られなくては何も出来なくなってしまいます。

常に親の監視のもと行動しているので、自分で考える力が育ちません。つまり自主性もなくなってしまいます。物事を怒られるか怒られないかで判断することしかできなくなってしまう可能性もあります。

子供が自分のやりたい事ややってみたい事を怒られるからという理由でチャレンジすることが出来なくなってしまう事は、子供にっとってチャンスを逃がしてしまう事になるかもしれません。

大人に怒られるかもと常にビクビクし気にするようになると物事に消極的になってしまい、子供の可能性も存分に発揮することが出来なくなってしまうでしょう。

 

もっと怖い事は見つからないように行動したりして、怒られなければ何をしても良いという風に理解し、倫理観がかた寄ってしまう恐れもあります。

限度を超えてBGMのように怒鳴り続ける事は子供にとって悪影響でしかありません。

 

 

~まとめ~

叱るという事はとてもエネルギーのいる事です。それに叱る方も嫌なものです。

我が子を愛しているからこそできる事なのです。

子供の将来を思い叱ることはとても大切な事です。

 

普段から子供と一緒にコミュニケーションをとり、叱るだけでなく沢山褒める事もしてあげて下さい。そうすることで必ず子供はなぜ叱られているか理解しそこから自分で考える力も付けるようになります。

 

ついついとっさに口に出して怒ってしまう事は誰にでもあります。

私も子供にイライラをぶつけてしまう事はありました。後で物凄く反省したものでした(笑)

 

もしイライラして子供に怒りそうになったら、まずは深呼吸して自分を落ち着かせましょう。

深呼吸して少し待つという行為が怒りを鎮めてくれます。

子供が安心して物事を考える時間と考えれられる空間を与えてあげる事で、子供が可能性を最大限に発揮できる環境になるはずです^^

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