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子供にスポーツを習わせるならこれ!進学・就職に強い!?

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幼児期を過ぎると体作りなどを含め、何かスポーツに取り組ませたいと考える方が多いのではないでしょうか。

 

運動系の基礎は8歳くらいまで70~80%形成されます。

この時期をプレゴールデンエイジと言います。この時期は沢山遊びの中で身体を動かして、偏りのない多種多様な広い神経回路を形成する事が重要です。
その後個人差はありますがだいたい9歳~12歳に訪れるゴールデンエイジで、神経系の発達は100%に近いものになります。

この事は、以前記事にしていますので見てみて下さい。

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この事から小学校低学年くらいには、少年団や学校の部活動などで活動する事を考えても良いと思います。

 

我が家の息子は、小学校2年生からスポーツ少年団に所属しました。
高校・大学ともその頃から始めたスポーツで推薦入学する事が出来ました。

 

スポーツは体力づくりだけでなく、将来的に進学や就職活動に大きく影響する場合もあります。
まずは子供にやる気があるかどうかですが、どうせ習わせるなら将来的に役立つ確率のあるものの方が、親としてもサポートのし甲斐があるのではないでしょうか。

 

大学生の就職内定率も、若干ではありますがスポーツ系の部活に所属している学生の方が就職率が良いという統計が出ています。

 

今回に記事は,子供に何かスポーツをやらせたいけど迷っている方の参考にしていただければ幸いです。

 

 

進学に強い

スポーツである程度の成績を残す事が出来たり、成績が無くても中学や高校の監督の目に留まったりする事があります。

特に私立のスポーツ強豪校などでは、成績がその学校の水準に達していなくてもスポーツで条件を満たしていれば入学できる学校もあるのです。

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大学の進学でも同じことが言えます。

私が身近で見た例だと、普通入試では難しい早稲田大学・慶応大学・筑波大学にスポーツ推薦で入学したのです。ある一定の学力の水準とスポーツの成績を満たしていれば、普通入試を受けずに面接と小論文などで入学できてしまうのです。

 

簡単に入学できているようにみえ、少しずるいのではないかと感じられるかもしれませんが、スポーツ推薦で入学している子供たちは勉強をして入学するのと同じくらい大変な努力を積み重ねているのです。
スポーツだけでなく学業の方も規定レベルに達する積み重ねを行っていたという事です。

 

この様に、成績に応じて大学に差生じますが、スポーツをしていると進学しやすいという事実の1つです。

就職に強い

スポーツによっては進学だけでなく就職に強いものも存在します。

文頭にも書きましたが、大学で体育系の部活動をしていた生徒の方が就職確率が良いのです。
ここでいう体育系の部活動というのは、サークルや同好会ではないものを指します。

つまり大学でも各スポーツ連盟などが認めた大会などに出場したり、入賞したりする事を目的としてスポーツ活動をしていた学生の事です。

 

就職内定率が高い事は、自分の職業や夢の幅を広げるうえでもとても有利であると思います。

 

この内定率も2000年以前くらいまでは、体育会系が有利なものばかりではありませんでした。
その頃は理解力や思考力または英語が話せるなど、いわゆる「頭がいい」学生が有利でした。もちろん今も頭がいい学生は有利ですが、当時は体育会系だからと言って内定率に変化がなかったという事です。

 

それが2008年以降には、体育会系出身の学生を採用したい企業が確実に増えたそうです。

 

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何故就職内定率が高いのか

※ 子供の時からスポーツをしてきて様々な勝敗を経験する事によって、物事を分析する能力にたけている学生が多い。
自分のプレーを振り返りなぜ負けたのか分析する事はスポーツ選手にとって当たり前のです。それが社会に出ても役に立つという事です。※ 周りとのコミュニケーション能力が高い学生が多い。
携帯電話やSNSが発達し直接コミュニケーションをとることが少なくなっている中、体育会系出身者は組織に適応する能力が高いそうです。
部活動に所属してきた学生は、上下関係やチームワークを大切にしますから当たり前のことかもしれません。

※ 逆境・困難に負けない底力のある印象が強い。
スポーツを選手として経験してきたなら逆境に強くなければ途中でやめているはずです。勝つ回数より負けて辛く悔しい思いをする方がはるかに多いのですから。
底力があるというのは企業が捉える印象ですが、これは昔から言われているようです。

※ 部活動の先輩による引き抜き。
いわゆるコネというものですね。あまり良い印象ではありませんが、決して悪い事ではありません。
人となりが解ってる学生を入社させるのは、企業側からしてもメリットがある事なのです。

 

大まかに内定率が高いと言われている理由をまとめましたが、スポーツをしていれば自然と身につくことがいかに大切かという事が改めて理解できました。

 

就職に強いスポーツ

実際にどうの様なスポーツが就職に強いのか具体的に数個あげてみます。

 

野球

野球は人気業界に強い部活動で2位にランクインされています。
ちなみにこのランキング上位は全て運動部です。

 

 

企業でも社会人野球をやっている会社は多く、野球部を進んで採用するかいやも多く存在するようです。

 

私の周りでは、地方の消防が野球に力を入れていて消防の方から誘いが来たという話を聞いた事がありました。
その子は見事に採用され消防で勤務しています。

 

もちろん公務員試験に合格しなくてはいけませんが、同じ条件なら野球をやっている子の方が有利だという事です。

 

剣道・柔道

武道は初段以上になると履歴書の、趣味・特技の欄に堂々と記入する事が出来ます。
他のスポーツだと、全日本剣道連盟3段などという肩書があるものが少ないですよね。

 

また柔道・剣道は警察・刑務官への就職に役立ちます。

 

例えば警察だと、高校生以上で全日本剣道連盟・全日本柔道連盟いずれかに加盟する団体等が主催して行う全国大会出場、または地区大会に出場し県3位以内の実績があれば「術科特別訓練員」という特別枠で警察の試験を受ける事が出来ます。(都道府県によって異なります。)

 

試験も一般入試から見ると少し有利な内容であり、勤務も柔道や剣道を練習する時間がほとんどなのが特徴です。

 

柔道では、柔道整復師という職業も存在します。
整骨院を開業したり、病院や施設のリハビリを行ったりする職業です。
専門学校で学び国家試験に合格すると免許がもらえます。

 

将来、警察や刑務官を目指しているなら、部活動で柔道や剣道をやる事はメリットがありそうです。
警察官・刑務官は女子の採用が毎年少ないので、こちらのルートから就職率を上げるのもお勧めです。

アメフト・ラクロス

この二つは一見全く違うスポーツですが、共通点があります。
これらのスポーツは部活動として小学生や中学生時代に取り組む人口が少なく、高校や大学に入学してから真剣に部活動として取り組む生徒が多いのが特徴です。

 

特にラクロスは人気業界に強い部活では、野球を抑え1位になっています。
ラクロス部は中学校や高校からある学校は少ないように感じられます。選手の多くは大学に入学してから始める事が多いと言えます。

 

企業側からすると、体育会系でありながら勉強の方もしっかりこなして受験を経験している人材と捉えるそうです。
文武両道のイメージが強いスポーツだという事です。

 

まとめ

体育会系が一般学生より就職に強い事は事実です。
就職してからは、スポーツをする事で鍛えたレジリエンス(折れない心)やチームワークを生かし活躍する事が期待されています。

 

またスポーツで良い成績を出すと、実業団などからもスカウトが来ます。
好きなスポーツを仕事にできるチャンスです。

 

そうは言っても私もそうでしたが、子供が小さなうちは就職や進学の事は中々考えられないものです。
まだまだ先の場合は、進学や就職の事は親の頭の片隅に置いておいて、今やっているスポーツに家族一丸となって取り組んでください。

 

中途半端にせず真剣に取り組むことは、習い事をするときに成績を残す事よりも大切な事だと思います。
部活選び・習い事選びに迷っている方の参考になれば幸いです。

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