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子供の『非認知能力』を育む3つの簡単な事

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いま世界中で注目されている『非認知能力』って知っていますか?

簡単に言えば、算数・国語などIQと呼ばれているもので測れる能力を「認知能力」と言います。

『非認知能力』とはIQなどでは測れない、例えば感情をコントロールする力や目標達成まで諦めず頑張ることが出来る力、他者とコミュニケーションをとる力などの事を指します。

幼少期にこの能力を身につける事がその後の人生においてとても重要だと考えられています。

 

 

私の経験です。

学生時代とても勉強はできましたが、クラスの人とコミュニケーションが取れないでいる男の子がいました。おとなしいかと思えば急にカッとなって怒ってしまったりする子でした。有名な国公立の大学に進学しましたが、大学を中退し現在実家で家事手伝いをしています。

一方で逆に勉強はさっぱりできませんでしたが、周りにいつも仲間がいて面倒見の良かった男の子は、先輩の会社に就職し結婚し家族と仲良く暮らしています。この男の子は不思議と沢山の友達や先輩に囲まれ、話をするととても周りを惹きつける子でした。明るく真面目なコツコツタイプの子でした。

 

勉強はもちろんできた方が良い事に間違いはないでしょう。しかし勉強が出来るだけでは将来の経済的安定や社会的成功は絶対に難しいです。むしろ社会に出てからは『非認知能力』の方が役に立つといっても過言ではないと思います。

幼少期にこの能力を伸ばすことにより学習能力向上にも繋がります。

 

今回は『非認知能力』を育む3つの事について書きたいと思います。

 

愛情

3歳くらいまでは愛情を与えられる事が一番大切です。

ありのままの子供を愛してあげる事で、子供は自分が価値のある存在であると認識します。これは子供の自信につながります。自信がつくと失敗を恐れず色々な事に挑戦できるようになります。自信があると心にゆとりができ感情もコントロールできるようになります。またそうなることで人間関係もうまく構築することが出来やすくなります。

子供主体の遊び

8歳くらいまでは遊びを通して様々な経験をさせて下さい。

大人がやらせるのではなく子供が自分でやりたい事をやらせるのが重要です。

遊びの中では色々工夫し探求する力が身に付きます。その際は一緒にコミュニケーションをとりながら子供を導いてあげて下さい。遊びの中で上手くいかなくても諦めずやり遂げられるようサポートをしてあげてください。そうすることで自分もやればできる、頑張ればうまくいくという考えが身に付きます。

子供に主導権を握らせつつ、遊び中で何か目標を立て達成できるように大人が上手くサポートしていく事が重要です。

 

上手くいった時や良い事をした時は、子供の目を見て心から褒めてあげましょう。褒められる事は子供の脳に良い刺激を与える事が解っています。

自分に例えてみて下さい。褒められるとやる気がおきますよね。普段出来ない事も褒められる事で調子が上がり上手く出来たりすることもあります。子供も同じです。

褒める時は後回しにせずにすぐに褒めてあげてください。親は些細な事でも気付いたら褒める事を意識しておいてください。

 

遊びの中で計画性や忍耐力や意欲を経験し身に付ける事は、その後の子供の将来の成功につながるはずです。

 

一緒に何かをする

幼少期に親と一緒にコミュニケーションを沢山とることが『非認知能力』を伸ばす事に最も有効です。

特別な事をするのではなく、例えば毎日の食事やお風呂、散歩や遊びなど日常生活の中で子供とコミュニケーションをとりながら過ごすことが重要です。

食事やお風呂など毎日続けやすい事から一緒にする事をぜひ習慣化してください。

 

親子の会話や関りが大人になってから他人と上手く関わる事の出来る力の基盤になります。

~まとめ~

 

近い将来一部の大学では『非認知能力』を大学受験の評価の対象にするそうです。単純な学力だけではなく人間性が重要視されてきている事が解ります。

幼少期から誰よりも早く字が書けて数も数えられた子が、将来成功するとは限りません。

幼少期は親の愛情と時間を出来るだけそそぎ、子供とコミュニケーションをとる事を心がけましょう。そうする事で将来の学力や人間関係を構築する力が育ちます。

 

子供と毎日一緒に楽しく過ごすだけで『非認知能力』は育まれます。

 

頭の片隅に置いておいて頂ければ幸いです^^

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