『#8000』
この番号を覚えておきましょう。
小児科救急電話相談の番号です。
子供って昼間は元気だったのに、病院が時間外になってからや深夜に体調不良になる事が多いのはどうしてだろうとよく思いました。
時間外で救急病院にかかるべきか迷った時は、一番上に書いた『#8000』に電話をすると相談に応じてアドバイスをしてくれます。
赤ちゃんは生後6か月を過ぎると、母親からもらった免疫力が落ちてきて、突然発熱することが多くなってきます。38度以上の熱を出すことも珍しくありません。
上手な熱の測り方
私の経験ですが、なかなか脇下ではからせてくれません。眠っているのに脇下に体温計を入れることで起こしたくもありません。そんな時は首の間のムチムチしたところではかっていました。脇下より赤ちゃんにストレスをかけずはかることができました。耳で数秒ではかるものも買いましたが、良い値段がする割に測定が毎回変わることが多く使うことは諦めました。
脇下と首の体温計の測定にほとんど誤差がなかったため、私は首で測定することが多かったです。
脇下を嫌がる赤ちゃんがいましたらぜひ試してみてください。
熱が出た時の対処法
そもそも赤ちゃんは大人と比べて平熱が37度くらいであることが多いです。なので37度以上熱があっても慌てず赤ちゃんを観察する事が大切です。
発熱以外の異変はないかどうか確認することはとても重要です。
下痢や嘔吐はないか、顔色が青ざめていないか、呼吸が早かったり全身で呼吸をしていないか、反応が鈍くないか、等ぐったりしていて全身の状態が悪いときは熱が高くなくても急いで病院を受診しましょう。
また水分不足による脱水症状にならないよう、十分な水分補給を心がけましょう。赤ちゃん用のアルカリイオン飲料がおすすめです。
逆に熱が高くても元気に遊んだり、機嫌が良く水分や食事も十分にとれているときは慌てる必要はありません。
遊びたがるなら無理に寝かせる必要はないと思います。家の中で出来るだけ静かに遊ばせてあげましょう。
元気に遊びまわるようでしたら、まず心配ないことが多いです。
熱が上がりきる前は寒気によりブルブル震えたりします。そのような時はお布団を掛けたり、温かい服を着せたりして暖めてあげてください。熱が上がりきり悪寒がなくなったようでしたら、熱を発散させるためお布団から手足を出してあげたり、着るものを少なくしてあげましょう。汗をかくと熱が下がると思われがちですが、体力が奪われるだけでなく、体温調節がまだ上手にできない赤ちゃんのうちは、逆に体温が上がってしまうこともあります。
汗をかいたらタオルなどで汗を拭き、こまめに着替えさせて過ごしやすくしてあげましょう。
熱がある時はお風呂もやめておきましょう。お尻かぶれなどが心配なときは、紙おむつなどを下にひいてお尻だけ洗ってあげると良いですよ。
アイスノン等で頭を冷やしたりするのも悪くはないのですが、冷やしすぎには十分注意してください。冷やしすぎると体温が急激に下がってしまい体調が悪化する場合があります。
私はガーゼタオルを濡らして冷凍庫に入れておき、熱が下がりはじめ悪寒がなくなった時に首元を少し冷やしてあげたりしました。ガーゼタオルはカチカチにならないし、すぐ溶けるので冷やしすぎなくてよかったですよ。
生後3か月未満の発熱
生後3か月未満の赤ちゃんが発熱した場合は早めに小児科を受診しましょう。
特に1日以上熱が下がらないときは注意が必要です。
熱性痙攣
赤ちゃんは高熱を出すと痙攣をおこす可能性があります。おこる確率は10パーセント以下と言われています。
症状が出たらパニックになってしまいます。私もパニックになりました。
しかしこの痙攣自体は害はないと言われています。うちの子もその後、CTや脳波の検査をしましたが全く異常はありませんでした。
冷静になり観察と対処をしてください。
まず嘔吐物や泡で窒息にならないよう、顔尾を横にしてあげてください。衣服に締め付けがあれば緩めてください。
痙攣の継続時間、白目をむいているかどうかチェックしておき後でお医者さんに伝えましょう。
もし痙攣が15分以上続いたりするようでしたら救急車を呼ぶなどして急いで受診しましょう。
まとめ
赤ちゃんの発熱は元気があれば大抵数日後に治ることがほとんどです。
正しい対処を覚えておくことでパニックにならずにすみます。
普段からスキンシップをとっておくことで早期に異変に気付けると思います。
熱の高い低いに捉われず、赤ちゃんをよく観察して下さいね。